タイタニックは燃えていた
タイタニック号の石炭庫に火災が起きていて、それを知っていながら出航した事実が明らかになったとNHKのドキュメンタリー(BBC制作)番組でやっていた。
石炭庫の燃えている石炭をボイラーに3日間もかけて移したということだ。
元々石炭の積載量はニューヨークまでのぎりぎりの必要量しかないところに、火災で大量に失ったので不足は目に見えているし、火災で石炭を移しているから 速度を落とすわけにはいかなかった。火災で隔壁は真っ赤になっていたという証言もあり、そのため鋼鉄が弱くなってしまい 耐えられるはずの事故にも耐えられず、水圧で隔壁が破れ沈んだと科学的な実験も交えてのドキュメンタリーだった。結局は会社の上層部が競争相手に遅れをとっていたため、経営に焦りを覚えていたかもしれず、またここで出航を送らせることで信頼を崩すかもしれないという見栄などによって火災を抱えたままだったらしいことから、これも明らかに人災ということだ。そんなことのために1500人が冷たい海で命を落とした。
人間のやることって、こんなのばかりだね。