Insignificance/マリリンとアインシュタイン

随分前にVHSで観たような記憶。また観たいと思っていたけれどチャンスがなかったところ、何とアマゾンプライムで観ることができるのがわかって、1月だけチャンネル契約した。
登場人物は、マリリンとアインシュタインとディマジオとマッカーシーと思われるけれど、名前を呼ばれることはない。1985年のイギリス映画で原作はテリー・ジョンソンの舞台劇をニコラス・ローグが映画化したという不思議な映画。
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Michael Emil プロフェッサー / アインシュタイン
Theresa Russell 女優 /マリリン
Gary Busey 野球選手 /ディマジオ
Tony Curtis 議員 /マッカーシー
テレサ・ラッセルのマリリン、マイケル・エミルのアインシュタイン、ゲーリー・ビューシーのディマジオ、トニー・カーチスのマッカーシー、それぞれ俳優が正に成りきった演技なのがとても良くて シーンがまた妙な雰囲気を醸し出している不思議な映画で何だか好き。
幻想というか白昼夢というか爆撃された焼けている街のシーンとか、何だかチープな映像で、だからこそちょっと怖い。コメディ分野になっているみたいだけれど、確かに人生ドラマでもホラーでもないし ある意味コメディなんだろう。
やたら明るい音楽が使われていたり、どうやら昔のドラムマシンの音みたいなのもあるし、4人それぞれには辛い記憶があり、その記憶のシーンが挿入されたり、プロフェッサーは推測の記憶、実際に観ていない記憶のシーンも挿入される。最後のシーンはその何だか安っぽいセットが燃えている背景にも関わらず胸にこみ上げてくる悲しさを感じた。テレサ・ラッセルは初めて見た時にはマリリンよりもちょっときつい感じだから、合わないんじゃないかと思ったけれど、あっという間にマリリンにしか見えなくなってくるという素晴らしい演技を見せてくれてる。
彼女が特殊早退理論をデモンストレートすると言っておもちゃや懐中電灯を使って説明するシーンなど見所いっぱい。DVD欲しいけど、amazonで観たら中古品にすごい値段がついていてびっくり。これも時折中毒的に観たくなる映画のひとつ。



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